広告における熟知性の原則
 
 
高い熟知性から得る成果は、消費行動に有効な心理的効果を生むことです
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高い熟知性から得る成果は、消費行動に有効な心理的効果を生むことです
   
情報を五感に頻繁に訴え、記憶させ、常識化させることを高い熟知性と呼んでいます。

広告宣伝には、大きく2つの目的があります。

一つ目は、値引きや割引、優先、限定、おまけなど、消費者に「お得」を提供するなどして消費を喚起することです。

消費者にお得を提供するのですから、ある意味一過性の消費喚起です。
一過性ですから、お得が無くなればお店に足を運ばなくなります。

あるラーメンのチェーン店が月に1回程度「餃子無料券」のチラシが新聞折込で配布されていました。
ところが、ここ3ヶ月近く「餃子無料券」のチラシを見ていません。

知人がこんなことを言っています。
「餃子無料券があるからこのラーメン店に来るのに、無ければ来る価値がないですよね!」と・・・。

「餃子無料券」が配布されない事情はわかりませんが、知人は私を誘うことから遠ざかっています。
お得が無くなれば、消費喚起の効果が低下すると言うことです。


「お得」で消費行動を喚起させるためには「お得」を提供し続ける必要が出てきます。


二つ目は、頻繁に広告宣伝をすることによって、消費行動に有効な心理的効果を生むことです。

同じ情報を頻繁に受けることによって、この情報が五感に浸透します。
頻繁に広告宣伝が行われることによって広告宣伝の情報が常識化されるのです。

情報が常識化されることによって、その情報の信憑性は格段に高まります。
結果、常識が安心や信用に進化します。

情報の常識化は、安心と信用を高めます。

そうなると常識化した情報に基づいて、消費者は特定の企業や商品のファンになります。
消費者がファンになってくれれば安定した顧客として定着してくれることになります。

通常、私たちは異端児扱いされることを嫌います。
そのため、できる限り常識の範囲内で生きることを選びます。

常識の範囲内で生きていれば攻撃されることも少なくなるからです。
皆と同じ行動をしていれば安心だからです。

広告宣伝が継続的に行われていることに納得です。
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