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ネットショップはインターネット上に店舗を構え、いわゆる無店舗商売と言われています。
対面販売との大きな違いは、実際に店舗が無くても商品の販売ができるという点にあります。
実際に店舗が無いのですから多くの点で対面販売とは営業の方法が異なります。
対象は「特定商取引に関する法律」になります。
実体的には、まず店員(店頭での販売員)さんが不要です。
店員さんに変わってネットショップを管理する人員が必要になります。
しかし、ネットショップを管理する人の人数は、店員さんの数よりほとんどの場合少なくて済みます。
販売する商品や販売する種類によっては、経営者だけでネットショップを運営している会社もあります。
これができるのは、お客様と直接対面して販売する必要が無いからです。
一方、ネットショップの集客や販売促進では、広告宣伝と口コミ情報がとても重要になります。
特に小規模のネットショップでは口コミ情報が業績を左右することが多くなります。
インターネット上の広告宣伝は、考えている以上に費用が掛かるからです。
ただ、ネットショップの口コミ情報には問題点が数多くあるようです。
口コミ情報やレビューには、「やらせ」や「さくら」が横行しているからです。
例えば、ネットショップの利用者が商品やお店に対しての好意的なレビューを書くとポイントをいただけるなど、積極的に「やらせ」や「さくら」を助長しているような雰囲気も感じさせます。
ネットショップでは店員さんが居ませんので直接質問ができません。
そのため、期待を裏切るような商品が届いてしまうこともあります。
多くのネットユーザーは、安価な商品の不備や欠陥について泣き寝入りしていることが多いようです。
また、返品をしにくいネットショップもあります。
対面販売の良さは、直接お店や店員さん、商品を確認できることです。
これは実態がある商品を購入する際の最高の安全対策です。
商品などについて確認したいことは、その場で確認できるからです。
さて、今回、新型コロナウィルス感染症の感染が拡大しました。
対面販売はことごとく窮地に追い込まれました。
外出自粛、3密防止が大きな感染症拡大の防止策だからです。
このとき、多くの対面販売のお店がデリバリーやネットショップを模索しました。
事業継続の手助けができたのは、デリバリーであり、ネットショップなのです。
ですが、緊急事態宣言解除後は、多くのお店は対面販売に戻そうとしています。
ネットショップと対面販売の違いは、別のところにもあるからです。
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